「っ!?ギャーー!!!!!!」



次の日の朝は私の悲鳴で始まった。



「うっせーな。熱で頭いてーのに、余計とガンガンするんだけど」



目の前のこいつのせいなんだけど!



「な、なな、なんで起きたら、は、陽斗くんのう、腕の中にいんの!?」


「昨日の夜お前が入ってきたんだろ?」


「は、はぁ!?そんなことあるわけ…」



だって、確か昨日は…
そうだ!うちわで仰いでたら寝てたんだ!



つまり、私は陽斗くんのベッドになんて入ってない!



い、いや、でも、寝たまま無意識に入ったとか!?



………い、いやいやいや!ない……とは言い切れないぞ!



もしそうならまずい!恥ずかしすぎる!