するとなんとか身体を起こす。
私はお粥をすくい陽斗くんの口元に持っていく。



「ある程度は冷ましてあるから、すぐに食べられるよ」



すると、ぱくっと食べてくれた。



なんか起きたばっかで目がとろーんとして、素直に食べる姿が可愛い。



これは超レアな可愛いさかも!!



そう思いニヤニヤしていたのだろうか。



「何お前ニヤニヤしてんの?きもい」



と、陽斗くんにそう言われた。



「うっさい、ほっといて!」



そうだよね。この性悪男がずっと可愛くいてくれるわけないよね。



ちょっとむかついた私は話を変えることにした。