勇人との楽しい思い出がバラバラと
地面より奥深くのどこかの闇に落ちていった。

なにもかもが崩れた。


「すみませんでしたっ!」

「な、に…?」

「勇人先輩には、言わないでくれって頼まれていて。」

「いつから…
知っていたの…?」

「手術する前日です!
勇人先輩も手術する前日に医師からそう告げられて…

う…わぁぁぁっ…
勇…人先輩…」

勇人、、

悲しむ人がたくさんいる。

それほど、勇人のことを周りは大好きだったんだよ。

支えられていたんだよ。


だからひとりで抱え込まないで。


今言ったところでもう…

遅いか。