「実際は違ったんだ。
治ってなんかいなかったんだよ!」

「へ…」

でも元気だったじゃん、か…?

「俺達に隠してたんだ。
心配かけたくないって。

うぅ…
余計傷つくだろぅよっ…
勇人…ぉ」

武人…
ほんとに言ってる?んだ。

あたしはその人に近づいた。
ゆっくり、ゆっくり。

白い布を外した。


「勇人っっ…!」

ほんとに、勇人だった、、

勇人?勇人?

治りかけじゃないの?


辛かったらあたしに当たっていいよ、って言ったよね?

どうして…
こんな状態になるまで、笑顔で…

我慢してたの…?

苦しかったんじゃないの?

うぅぅ…っ


こんなお別れ、いやだよぉぉっ…

急すぎるよぉっ。…