「俺は、山下勇人(やましたゆうと)」

「あたしは、木下万理華(きのしたまりか)
って名前。」

「木下と山下、名前が少し似てるね。笑」

「あ…ほんとだな。笑」

笑った…
笑ってくれた〜

なにしゃべろうかな?

「いま、高2なの?高1?高3?」

「高2だよ」

「えー! もうほんとにすごい、、
同じく高2です…笑」

「同い年だな。」

「そうだね。笑」

なんか爽やかな人だなっておもった。

「なんで入院してんの?」

木下勇人くんに聞かれて、それから
いっぱい話した。
入院までの流れとか、どこの中学校とか
何部とか、いろいろしゃべった。

それから呼び捨てで言い合おうって、約束して…
あたしは木下勇人くんのことを
勇人
って呼ぶことになった。

あたしのことは、
万理華
って呼び捨てしてくれるって。

武人以外の男の子に下の名前、呼び捨てされるの初めてかな?笑

すこしドキドキ。

そして、また明日もしゃべろうって
言って…

今日は一日が終わった。