抗がん剤治療は毎日毎日つづいていく。

いつ、この治療が終わるのかな?

きっとそれは、白血病という病院が
治ったときだ。

そう思うと、気が遠くなる。


武人がそばにいてくれたらな。
どんなに気が楽で、たくさん笑って
過ごせるだろう。



いつもこんなことを考えながら過ごしている。

一日が長い。




今日もこんなことを思いながら病室で
過ごしていると、 いきなり看護師さんが
部屋に来た。

健康診断?
なら、まだ…のはずだけど。

健康診断はいつも12:00すぎにしている。

それなのに、今日は10:00くらいに来るからびっくりした、、


「あの、、なんですか?」

「先生が今日、万理華さんに話したいことがあるから2:00すぎにA号室に来てくれるかな?」

「今日…ですか?」

急じゃない?
そんなに大事なこと?
なに?
ものすごく寒気がした。
怖い…

「あたしの体悪いんですか?」

看護師さんが困ったような顔をした。

「それは先生が教えてくれるから、
ちゃんと2:00に来てね?」

「あ、はい。」

まだなにかあるの?
あたしの体はどうすれば治るの?

どうして??
あたしばっかり…