「は、はい」

「伝えたいこと、があるんだ。」

「うん。」

まさか、別れないよね?
急に、そんな。


「万理華、20歳(はたち)になったら
僕と結婚してください!」

結婚…
考えたこともなかった。

なのに、武人はサッカーでいそがしいのに
こんなことまで考えてくれてたの?

うれしい…


涙がポロッと一粒目から落ちた。

「泣くなよ…」

「だって…」








「お願いします」