昼休みになった


遥に断りを入れて


私は音楽準備室に向かう


「、、おはようございます」


「あぁ。おはよう」


私たちは


あまりそんなに会話を多くする方ではない



しかし、今日は違った



「お前さ、これ知ってる?」


深山さんはそう言うと


おもむろにあったピアノを


弾き始めた


、、すごい!



言葉を失うくらい


素晴らしい演奏だった


私は気づいたら


涙を流していた