「ただい…まっ」

「お、おかえり…

やけに顔、赤いよね?由香。笑」

「そ、そうかなっ?
えへへ〜
今日の気温、何度だろーっ。」

「なんかあった?雪弥くんと」


す、するどいっ。

さすが、友よ。

「ちょ、っとね…笑」

「好きになった??少しは。」

うそっ…
なはずない!

あたし、好きな人できないもん。

フラれたくないっ…

どうせいつかは、別れちゃうんでしょ?

だったら…

「いい加減、認めなよ」
「まず、顔赤いし。」

「で、でもっ…」

「完全に好きってわけではないかもしれないけど、少しは変わったの?
前よりかは。」

前よりかは…

変わったかもしれない。

だって、目を見て話せるし
にこって笑えるようになったし…

「うん、変わったかも…」

「なら良かった。」

さっきまでの、お母さんゆかりが消えて

急にニコって笑った。

「雪弥くんね、ほんとに由香に対して
ものすごく真剣に頑張ってるから、、
諦めてほしくないんだ。
私てきにはね。笑」

「そっか…」