「でも優愛、それと杏奈の記憶喪失が違うこととどう関係があるの？」



親友を疑うみたいで心苦しいけれど．．．



「だって、何もかもおかしいじゃない！

杏奈が自殺未遂した日が．．．レイプされた日と同じ日なんて！


他にも、階段から突き落とされた日と交通事故に逢う日が一緒だったりなんかあのこの場合いろいろとできすぎてるのよ！」




みんなも薄々感じていたのか一気に空気が重たくなった




「で、でもまだ決まったわけじゃないじゃない．．．」




ええ、そうね、でもね



「もしそうだったらどうするの！？私たちがずっと勘違いしてたってことはあの子が今も尚苦しんでいることに私たちは気づけなかった、ってことでしょ！？


私たちってさ、なんのための親友なのかわかんないよ！


私たちは散々あのこに頼って、縋って、、でもあの子に対してなんにも出来てないなんてそんなの嫌だよ！あの子が苦しんでることに気づけないなんて．．．そんなの．．．私たち友達でいる資格ないよ．．．｣




私たちはあの子が頼ろうとしないことなんてずっと知っていたじゃん