「卒業したらソッコー帰って来て、俺が凜を迎えに行くし。」 「あたしが捜します!!」 「俺だっつ―の〜」 何度もくだらない言い合をしたあと、 どちらとなく笑いあった。 「明日…わかってるよな?」 「もちろんです」 明日は、見送りにいかない約束をしていたんだ。 お互い、きっと決心が鈍っちゃうから。