「先輩?」


「ん?」



まっすぐ、先輩と目があう。



「いつかでいいんで。
絶対、日本に帰ってきてください。そしたら、あたし捜しにいけますから♪」



にっこり笑いながらそういうと



「ば―か」


先輩はもう1度、あたしを引き寄せ抱きしめた。