あたしも、先輩も
ちゃんとわかってるんだ。




今、ここにいる意味を。




今、しなければならないことを。









「あ、そうだ!」


あたしは唐突に大事な事を思い出し、鞄を探る。


「先輩、卒業おめでとうございます♪」


その言葉と同時に、先輩の目の前にプレゼントを置いた。


これには、さすがの先輩も目を真ん丸にして驚いている。