深い闇の深夜。ラウリは謎の声で目を覚ます。
その声は下の階から聞こえる。

盗人か蒼華を付け狙う愚か者か―――。もし、後者であるならば始末せねばならない。

何も知らずラウリの能力によって深い眠りについている蒼華を名残惜しそうに身体を離し、部屋を後にした。