それより、ラウリの報酬はどんなのだろう? あの大きさは小刀? それとも、煙管かな……。

「指輪か……中々似合っている」

私の指輪を見て私がよく見る笑顔を見せる。いくら恩人とは言え似合っていると褒められたら心がムズムズする。これは何なのかな?

四季神を除く全員は笑ったと驚いている。よく考えてみれば家以外では見ない表情だ。本人は澄まし顔をしている。

「うん。似合っているのだったら嬉しいよ。ラウリは何を貰ったの?」

「俺は……」

「ラウリ」

七無さんが厳しい声でラウリの言葉を遮る。

「七無? どうしたんだよ」

「アナタ、ラウリに渡したのは……」

七無さんは四季神に耳打ちをする。そして、四季神の表情が険しいものに変わる。