「その身体で払って貰う」

「くっ……」

力が強すぎるっ!!
焦る私を差し置いて、最初から着ていたのか、着せられた物なのか分からない、藍色の着物に左手を置く。

顔が近い。本当に何を考えているのか分からない目をしている。

すっ、と胸がヒヤリとする。同時にお腹が開放された様な感覚がした。

ラウリだ。ラウリが右手で帯を取り、左手が服の中に入っていた。

しゅるり、しゅるりと衣が擦れる音がする。

「いきなり何なの? 離してよ!」

するとラウリは不敵な笑みをこぼし、口を開いた。