放課後――…
帰りのホームルームが終わると、鞄だけを持って公園に直行した。
着いた先にはもちろん先輩の姿なんてあるはずもない…。
公園の隅にあるベンチに腰を掛けると、私は目を閉じて小さく深呼吸した。
やっぱり・・・
来てくれないのかな・・。
先輩には他に好きな人がいる。
それを知ってて傍にいたんだもん…。
捨てられたって自業自得だよね。
――ふと、半年前の事が頭に浮かぶ…。
私が先輩に初めて想いを伝えた日の事が………
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…