でも・・・
「ごめん。…じゃあな…」
返ってきた言葉は私が期待していた言葉と全く別のものだった…。
先輩が部屋を出るまで必死に泣き付いていたけど、そんな事はお構い無しに・・・
―――…バタン。
先輩は行ってしまった。
さっきまで、あんなに幸せだったのにどうして・・・?
私は薄暗い部屋で一人、膝を抱えて泣きじゃくった…。
―――…。
それからというもの、私は先輩と全く連絡がつかなくなってしまった。
いくらメールしても返事は返ってこないし、
電話しても繋がる事はない。
学校で声をかけても、私なんかまるで存在しないかのように無視されていた。