「じゃあ、1つ目の質問ですっ!
今目の前にいる彼のこと、知ってる?」
ミリィさんは、緑を指差して言った。
「彼は…緑、です。」
「他には?」
えっ…他には…
「料理も裁縫も、なんでもできて、すごく優しいです。」
「ふぅーん、そうなんだぁ…。」
そう言うとミリィさんは緑をチラッと見てまた私の方に向き直った。
「彼のこと、教えてあげるよ。
ね、いいでしょ?」
緑を見ると、好きにしろ、とでも言うように
視線を下に向けた。
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