人の心が分からない。


萌音が思ってるほど、
賢人の中で萌音の存在が大きくないのかもしれない。


本当は賢人は、
もう心の準備ができているのかもしれない。


萌音の気持ちは差し置いて、
どんどん成長していってるのかもしれない。



「推薦の面接の練習どんな感じなん?」


「まあ萌音の可愛さでバッチリやな」


「ブスは1発で落とされるで。」


「もうすぐやんなー、本番」


「スルーかーい笑」


受かればもう、別れがくる。