夕方、外が暗くなる時間帯が早くなってきた。


「岡田、お前本当に進路はココでいいんやな?」


「はい、決めました」


「なら学力推薦だせるよ?岡田の学力なら絶対推薦で出さんともったいない」


「・・・。推薦って、一般入試よりも早く結果が決まりますか?」


「一般よりも1ヶ月は早い!その分早く遊べるやん、三島くんと。笑」


「推薦にします。」


「じゃあこれ書いてきて」



紙を渡され、二者面談はすぐに終わった。


進路が決まれば賢人と萌音はバラバラに生きていくことになる。


賢人も推薦を受けることだろう。


その分早く別れが来る事は、
もちろんわかっていた。


それでも推薦を受けた。