夏休みに入り、萌音は賢人の家に泊まることになった。


「萌音ちゃん、明日の夜まで賢人1人やから倒れたり発作起きたりするかもしれやん。やからここ泊まってくれる?」


「え、誰もいないんですか?」


「妹ちゃんの入院やねんなー、お願いしてもええかな?」


「あ、はい笑」


賢人のお母さんにそう言われ、二つ返事でOKしてしまった。


いくらずっと一緒にいても、
2人だけで泊まるのは緊張するものがある。


もちろん賢人ママに信頼されてるのは嬉しい。