「シャトルってなに!?どれ!?」

「うしろ!それ!羽みたいなやつ!」

「あーごめん!!はい!投げるよ!」


萌音の投げたシャトルは
ちゃんと相手の手の中に収まった。


「助かったありがと!!」


あまりにも突然で、その人の笑顔は
あまりにも眩しかった。


また話せるかな?


名前も知らないのにそんな期待をしている自分は、心のどこかを既に掴まれていたのかもしれない。