ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
萌音は高校生になった。
「萌音のことを好きになりました。付き合ってください」
そんなセリフも、信じきれずに居る。
「萌音には賢人しかいないから、ごめん」
「じゃあ俺には萌音しかいない…ていうかいつまでそんな言葉で男傷つけるん?無理やったらその時また考えればいいやん!萌音の容姿も性格も好き!やけん進んでいこーよー、アオハルやん!!」
「はい…」
どこかの誰かに説教されて、
萌音は一気に変われた気がした。
たくさんの人に出会って、
いつかは一生を共にする人を見つけたい。
それが萌音にとっても
相手にとっても、
愛おしい存在でありますように。
【完】