俺は毎日あいつを家まで送るのが日課だった。

いつもの癖でいつの間にかあいつの家までの近道を歩いていた。


小学生のころ毎日来ていた駄菓子屋。

中学生のときよく付き合わされた本屋。

歩くたびにあいつとの思い出が溢れてくる。


「なんでだよぉ、なんで死んじゃったんだよぉ…」

きずくと声をあげてないていた。


何度泣いたってあいつが帰ってくるわけではないのに。