君が死んでから初めての登校。

前までは君と一緒に登校していた。

「ねぇねぇよっちゃん!見てこの花きれいだね!」

あいつは俺の名前後藤佳樹(よしき)の佳樹をよっちゃんと呼ぶ。

そんな声も今は聞こえない。

一緒に登校していたときはそんな声がうっとうしいと思っていた。

でもそんな声が聞こえないとやはり寂しい。

いつもあるいていた道が別の道のように感じる。

ヤバい…また涙が出そうになる。

そんなことを考えていたらあっという間に学校についていた。