翔太くんと奈由は飲み物を買いに行って、私は龍と二人になった。

「山口、翔太といい感じだな」

「え?そんなことないよ」

「実際のとこ翔太のことどお思ってんの?」

「友達だよ」

「そうなんかー、お前、好きなやついねーの?」

「い、いないよ……」

私はまた嘘をついた

「龍はいないの……?」

「んー、なりそうな子はいる」

え……

「だれ!?教えて!」

龍は指を指した。

指を指した先には奈由がいた