―――プルルルルル

『はい?』

あたしは言葉が出てこなかった。

『羽音か?今何処だ?』

『繁華街』

『今から行く。』

すぐに猛が来てくれた。

『決めたのか?』

決めてない。決められなかった。

『あたし、、、どーしたらいいの』

『羽音、俺の元へ来い。
お前を全てから守ってやる.』

そう言って、手を差し伸べてきた。
あたしはその手を取った。

そして、あたし達は
遠い山奥でひっそりと暮らしていたの。

けど、2年後のこの間、猛が提案をしてきた。

『羽音。学校へ行け。』