混乱していると声が聞こえた。

『羽音。』

見なくてもわかる。

『こ、、、うさん。』

なんでここにいるんだろう。
そう思って俯いていると
抱きしめられた。

『おかえり。』

暖かい。そして、、、懐かしい。

『た、、、だいま。』

あたしは滉さんの腕の中で微笑んだ。

『羽音に伝えたいことがあるんだ。』

滉さんに言われてあたしも考えた。
あたしも、、、話そう。
この2年間の出来事を。

もういいよね?拓人。