いつもの夕日の差す何処か悲しげな帰り道を一人で帰っていた。



カナカナカナカナ…


ひぐらしのなく声が響く



家にどんどん近付く度息が苦しくなってくる

恐る恐るドアを開ける。


「おぃっ遅いじゃないか!」


「ごめんなさいっ!」

「なんだよ!謝るならもっと大きな声で謝れ!」


足で頭を押さえ付けられる


ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…


生まれてきてゴメンナサイ



父親からの暴力に耐える毎日