「イナレラジンシハンゲンニ?」


「面白いっしょ?」


微妙…

「本当に効くらしいよ!幸せに…」


一瞬夏美の目が変わった

「シアワセニナレルンダヨ。」


夏美の所だけ不気味な風が吹いた

窓から入ったその風は何かを警告してるようにも見えた気がする。

でも、幸せになれるなら。


キーンコーン…


いつの間にか放課後のチャイムが鳴っていた。


「あっ!うちこれからバイトあるの…バイバイ!」

夏美は顔の前に手を合わせて帰っていった。

……私も帰ろ