僕の名前は、五十嵐波糸。
この世界に生まれ落ちて、15年。
今朝も僕は、海に来ている。
夏の日差しが降り注いで、朝だというのに砂浜がすでに熱い。
けれど、ここから離れることはない。
僕の人生の半分以上は、海で占められている。
海に来ることが僕の日課であり、生きがい。
……いや、そうしなければ生きていけない。呼吸と同じようなもの。
けれど……それももう、限界が近い。
「波糸、おはよう」
「おはよう、波音」
砂浜に座っていつものように海を眺めていると、後ろから声をかけられた。
「いい天気だね。今日も海が綺麗」
菊池波音。
僕の親友。
波音とは小学校からの付き合い。
彼女も海に日参していて、仲良くなるのに時間はかからなかった。
僕の、ただ一人の仲間。
この世界に生まれ落ちて、15年。
今朝も僕は、海に来ている。
夏の日差しが降り注いで、朝だというのに砂浜がすでに熱い。
けれど、ここから離れることはない。
僕の人生の半分以上は、海で占められている。
海に来ることが僕の日課であり、生きがい。
……いや、そうしなければ生きていけない。呼吸と同じようなもの。
けれど……それももう、限界が近い。
「波糸、おはよう」
「おはよう、波音」
砂浜に座っていつものように海を眺めていると、後ろから声をかけられた。
「いい天気だね。今日も海が綺麗」
菊池波音。
僕の親友。
波音とは小学校からの付き合い。
彼女も海に日参していて、仲良くなるのに時間はかからなかった。
僕の、ただ一人の仲間。