海の家のオーナーはまだ30代で若く、他の仕事もしている人だったので、俺は毎日海まで通い、オーナーの代わりに慣れない大工仕事をすることに。

他のスタッフはオーナーのオヤジと、本職の大工1人、後は俺と同じバイトの先輩が数人いるだけだった。

まだシンナーはやっていたが、体を動かすことで少しは気分も変わるだろうと…

俺は無心になって働いた。