「兄貴~!今帰ってんだけど終電間に合わないらしくてさぁ!迎えに来てくれない?」

「どこに行けばいいんだ?」

「〇〇駅!」

「じゃあボチボチ出るから駅で待ってろよ!」

「りょうか~い!」

終電がうちの近くの駅までないらしく、俺は街の方まで迎えに行くことに。

車を走らせ30分…
駅周辺に着いた俺は再度電話をする。

「お~い!そろそろ着くけど?」

「今ヤバい!!!追われてるから後で!ガチャッ!ツー…ツー…」

……え?

何も理解できぬまま駅に着いた俺は、辺りを見回した…

すると駅の方に戻る数人の鉄道警備隊の姿が目に入る。

あぁ~~……アレに追われてたんか。

再度電話をした時、2人はすでに少し離れた公園にまで移動しているとのことだった。

「まったく…しょうがねぇ奴らだな!」