痛さに悶えるのも束の間、次は尿道に管を入れると告げられる。

「しばらく寝たきりになるからね~。男なら我慢しろよ~?……男の方が痛いんだけどね!あはははは…」

なんて冗談を言いながら俺のナニから、膀胱に直接届く管を入れていく先生。


…っ!!!

なんてことだ!!

事故の怪我より、足のドリルより、尿道に管を入れるのが一番痛い!!!

そして看護婦からトドメの一言。

「しばらく寝たきりだから、うんこもベッドの上だからね。したくなったらナースコール押して呼んでね。」

そう言いながら、かろうじて動く左手の先にコールボタンを置いて去って言った。

もう精も根も尽き果てた俺は、ここからしばらく放心状態のままの入院生活が続いていった…