「他のやつらはどうなったんですか?」

「………残念ながら、助かったのは君とかどわき君だけだったよ。」

「…そうですか…。」


俺はなぜか冷静だった。

というか頭が回らなかったのか。

涙も出ない。

実感が湧かない。

ただ天井だけを見つめ、また少し意識が遠のいていこうとした時…
突然部屋に慌てた様子の親父が入ってきた。