そこには確かに、一筋の光が長い尾を引いて流れ落ちたのが見えた。

「本当に見えるもんなんだな~。」

流れ星が一つ見れただけで少し満足した俺は、軽い感じでまた酒を飲み始め、携帯をいじりながらしばらくすると…

「お!また光った!」

そらにかかっていた雲は少しずつ無くなってきていた。

星が流れる間隔は10分おきくらいだろうか?

少し間をおきながら、忘れた頃に光る星を見ていたら、いつの間にか深く…そして青く澄んだ夜空が広がっていた。