「おいっ!時雨!彩羽!起きろ。入学式から遅刻するつもりか...」 んん...。宗の声が遠くから聞こえる。 「はーやくっ!起きろ!お前達!」 いたっ!ほっぺに突然の痛み。 「痛いから...」 隣には私と同じくほっぺをつねられた朔。 「おっ...やっと起きた...」 「起きたからとりあえず離して...」 さすがにそろそろ限界。痛い。