「俺、今日ついてないよ。 花理とクラス違うし。 1番後ろの席でもなかったし。」 『え、そうなの??』 若林くんだって、わ行なわけだから 1番後ろの席だと思ったけど。 「そ。“わかほし”っていう苗字の 女子がいたわけ。」 『うわ〜、惜しい、、、。』 わかほしさん、、。 どんな漢字なんだろう? いろいろ頭の中で漢字を巡らせていると、 急に若林くんが驚きの声を放った。 「あれっ???」