「痛え。歩けねえ。」
隣でブツブツ、ブツブツうっさいわね。
そんなこと言いながら歩けてるじゃない。
お店を出ると日がおちかけていて。
綺麗な夕日を背に私たち2人は歩いていた。
『っていうか、カップルじゃない人も
たくさんいたね。』
『カップルかどうかの
確認もされなかったし。』
『結構ゆるい感じだったね?』
「カップル限定のルールは
嘘だってバレバレだったって
言いたいわけ?」
『へ?』
パッと隣を歩く優を見れば。
私がいる方と真逆を向いていて
表情がうかがえない。
『えっ、嘘だったの!?』
「は?気付いてなかったのかよ」
くっそ、言うんじゃなかった
なんて後悔の言葉が隣から聞こえる。
なんでそんな嘘、、、、、、、。
、、、、、、!!