わかってたの!?
知ってたの!?
えっ、
じゃあなんで付き合「でもね。」
心が読めているのか。
私の中で疑問が生まれる前に話を続けた。
「俺は花理と一緒にいたいんだ。
俺には花理が必要なんだよ。
好きじゃなくてもいい。
形だけでいいからこのまま
付き合っててくれない?
お願いだよ、花理。」
少し目を潤ませて私に訴える若林くん。
……そんな顔しないでよ、、、。
『わ、かっ、、、た。』
熱い想いに負けたのか。
私は付き合い続けることを許してしまった。
「っ!ありがとう花理!
やっぱり花理は最高だね!」
すごい笑顔。
さっきまでの泣きそうな顔とは
真逆だ。
『う、うん。
ありが、とう。』
私の返事に
喜んでいる若林くんの顔が
頭に深く焼きついたーーーーーーーーー。