ーーーーードサッ。
目を開けると。
目の前は真っ暗。
顔を上にあげれば。
森野優の顔。
「ったく、俺の胸に飛び込めるなんて
めったにねーぞ。
感謝しろよな。」
助けてくれた、ん、、、だ。
右手首を見れば。
がっちりと森野優の手に掴まれていて。
倒れる直前に手を引いて
私の体ごと自分の体の方へ
引っ張ってくれたんだ。
『ありが』
「んなこといいから早く保健室行け。
寝不足で貧血なんだよお前。
1人で行けねーならついてくけど?
おこちゃま花理ちゃん?」
私からの感謝もめったにないのに。
ってそんなこと言える立場じゃないか。
それよりも私の体を心配してくれたんだよね。
『1人で行けるから平気。
おこちゃま言うなバカ。』
、、、、、、、、素直になれ、私。
「なら、気をつけて行けよ。
ジョニ先には俺が言っとくから。」
『うん。』
大きくうなずくと、
私は保健室へと向かったーーーーーー。