まあ確かに、カップルといえば
その、、、、、て、手繋ぐとか、
き、キス、、とか、するんだろうけど、、、
『特別そういうのしたいとは
思わない、、、かな。
若林くんイケメンだし、
近くであの素敵な顔を拝めればそれで。』
「えっ、そうなの!?そういうもん!?」
千歩がものすごく驚いてる。
そんなに驚くことかな?
『うん、、。
そういうカップルも存在するんだよ、
たぶん。』
そうだ。現に私たちカップルは
手を繋ぐことはおろか、
ハグすることもキスすることもない。
お互いにそれを求めることも。
「へえ〜〜〜〜〜〜〜。
なんかびっくり!」
『そんなにびっくりしないでよ〜。』
苦笑いで答える私に、
早希が言葉を放った。
「それってさ、
本当はお互い
好きじゃないんじゃない?」