『若林くんも食べる?』






「今はお腹いっぱいだからいいや。



ありがとね。




あ。あとさ、




今日一緒に帰れる?



久々にバイトないんだ。」




『うん!帰れるよ!』







若林くんほとんど平日は


バイト入れてるのに珍しいな。







若林くんは学校のすぐ近くの


飲食店でバイトしている。





きっとそのお店の制服も


似合うんだろうな〜


なんていつも思ってはいるんだけど、


見に行ったことは一度もない。







「じゃあ一緒に帰ろう。








あ。





森野くん。」







「なに。」