「花理?だいじょ





[キーンコーンカーンコーン…]」





大丈夫?



と若林くんが言いかけたところで



チャイムが鳴ってしまった。








「まあ、あとでまた来るね。」







そう言うとまた私の頭をポンポンと



やさしく撫でてから



若林くんは教室に戻った。