私のわずか数メートル先。 桜並木の下をゆっくり歩く彼がいる。 なんて絵になる風景だろう。 そして彼が着ている制服は、 私がこれから向かう高校の制服と同じ。 背の高い彼だからこそ なんでも着こなしてしまうんだなあ、、、。 そんな風にボケーっと考えていたその時。 彼が不意に後ろを向いた。