「…………っい……ぉい!……おい!!」

あれ……私いつの間にか寝てた……?

(えっ、だれ? えっ、だれ? このイケメンは……!?)

「ぁ、あのぉ、…どちら様でしょうか~……?」

私は恐る恐る尋ねた。どこかで見たことがあるような気がするけど……。

こんなかっこいい人私の知り合いではなぁぁぁい!!

「2組の、一ノ瀬 奏太。 もう授業始まってるっつうの。」

「えええぇぇぇぇええええ!!!!
ど―しよ……私今まで授業とかサボったことないのに……。」

「えっ、まじかよ。
まぁ、お前1組の一ノ瀬 苺だよな? 先生に連絡入れといたから、心配すんな。」

私の横のイケメンが少しむすっとしながら言った。