「ねぇ、一ノ瀬くん。」

お弁当を一緒に食べながら話しかけてみる。

「あのさぁ、私と一ノ瀬くんの関係って何なのかな?
友達とかに言っても平気な感じ?」

別になにか変な事言った気はしないし、悪気はなかったんだけど、

「一ノ瀬くん、一ノ瀬くんって、自分も一ノ瀬なのにその呼び方やめてくれる?」

ムスッとして言われた。 なんでだろう、ってゆうかそこどうでもいい気がする。

「んー、じゃあなんて呼べばいいの…?」

「奏太」

え。 どうゆうこと…。 普通異性の友達同士だと苗字で呼び合うのに…。

「えっ、でも……」

「これ、命令だから。 これから奏太って呼んで。」