七瀬はワタシの憧れだ。

いつだって強く、気高く、凛としていた。


それが全てで無いと知っている。

でも、ワタシにとって七瀬はそんな存在だ。



俺の前に立ち
ワタシを救ってくれた。




「中村くん」

「はい?」


「復讐は、済んだ?」