「それでは今夜は失礼致します。わたくしの連絡先は机の上に置いておきますので何かあればご連絡下さい」 「はい」 一礼して音を立てずに円城寺さんは扉を閉めて部屋を出て行った。 部屋には俺一人だ。 正直もう何も考えたくない。 身体を投げ出すようにベッドに沈める。 働いていない頭 疲労が蓄積された身体 こんな状態なのに瞼が勝手に下がっていく。